育て方
キャベツは、外葉が18〜21舞になると結球(丸く玉になる性質)し始めます。
また、冷涼な気候を好み、生育温度は15〜20℃とやや低めで、25℃以上になると、育成が抑制され、病害虫も発生しやすくなります。
キャベツは定植から結球が開始するまで約40〜50日間、結球が始まってから収穫できるまで40〜60日かかります。
よいキャベツを作るには、充実した外葉を作ることが大切なので、養分不足にならないようにします。
生育期が長いので、下葉が枯れてきます。病気を防ぐため、枯れた下葉はかき取って株を清潔に保ちましょう。
■結球までの様子
収穫
横幅が18〜20cm、重さが1.5kgくらいになったら、収穫にちょうど良い時期です。
葉に光沢があって、指でキャベツを押したときに、かたくなっていれば大丈夫です。
左手でキャベツを押さえ、ちょっと傾けた状態で外葉を3枚ほどつけて茎から切り落とします。
さらに外葉を1枚残すようにして、茎を切り落とすと、きれいに収穫できます。
病害虫
キャベツは病害虫(ネキリムシ・青虫・アブラムシ・ヨトウムシ・コナガの幼虫など)が多くつきます。見つけ次第、こまめに手で取り除いてください。
水切りネットや不織布などでネットかけをしておくと、虫を防ぐことができます。
キャベツが一番旺盛に育成する結球期が、梅雨や梅雨明け後の高温、乾燥期と重なるため、根が弱ったり、病害虫に侵されやすくなってしまいます。ビニールなどで雨よけなどをかけてあげてください。