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なす

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栽培スケジュール

 
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栽培方法


品種説明

ナスの原産地はインドの東部ですが、古くから日本人に親しまれ、食べられてきた、なじみの深い野菜です。

長期にわたって収穫でき、用途も多彩なので、夏の家庭菜園の定番野菜となっています。

---- 基本的特性 ----
■ 果菜類:ナス科の一年草
■ 原産地:インド東部

《温度》育成適温温度22〜30℃
《光》 成長や果実の着色には、光が必要
《水》 乾燥に弱い


育て方

ナスは、高温を好み、乾燥を嫌いますので、根本が乾かないように気をつけます。
葉面散布は、毎日朝と夕方に行うようにしてあげると、良い実がつきます。

栽培のポイントは、 仕立て・整枝・誘引・摘葉・摘心・敷きわらをこまめにすることです。
  (1)枝を3本に仕立てる。
  (2)光が当たるよう枝を左右に広げる
  (3)光が当たるよう葉を取り除く。
  (4)乾燥しないように敷きわらをする。
  (5)収穫するときに切り戻し剪定をする。




■ 仕立て
   1番花の下から出るわきの枝を2本を残し、主枝と合わせて3本仕立てにします。
   それより下から出るわき芽は小さいうちに早めに摘みとってしまいます。
   放置しておくと葉や枝が繁りすぎ、通風や日光不足になって花が実らないで落ちたり、病害虫が発生しやすくなります。

■ 整枝・摘葉・摘心
   古い大きな葉を取り除くことで、新しい葉が次々に出てきます。
   そして、新しい枝や花に光が良く当たり、実が付きやすくなります。

  -- 摘芯 --


  
  主枝から出た側枝には、1花を残し、余分な芽を摘んでください。

  -- 整枝・摘葉 --



  古い大きめの葉は、常に摘葉し、新芽や花に光が良く当たるようにします。
  実が付いている下にあるわき芽を残し、枝ごと収穫します。


■ 敷わら
乾燥すると虫が発生したり、成育が悪くなったりするので乾燥を防ぐために、敷きわらをします。

わらがすぐに手に入らない場合は、雑草を乾燥させたり、トウモロコシの茎や葉で代用できます。
ただ、きちんと乾燥させていないと、病気の原因になります。


ナスは、肥料が不足するとつきません。
肥料不足かどうかは、花のつく位置と花の形、葉や花の大きさと色具合を見て判断することができます。

■ 健康な状態
 ・開いた花の上に、4〜5枚葉がある。
 ・黄色いおしべの真ん中から、めしべが出ている。
     ↓健康な花



■ 不健康な状態
 ・葉が黄色くなっている。
 ・開いた花の植えに、葉が少ない。
 ・おしべがめしべの中に埋もれている場合。
     ↓不健康な花


そんなときには、液肥を株元からゆっくりと与え、と葉面散布の回数を増やして見てください。


収穫

熟すとタネが硬くなり、肉質も低下するので、
開花後20〜25日の未熟果を収穫しましょう。
収穫後は、鮮度が落ちやすいので早めに利用します。


病害虫

アブラムシ 毎日夕方、葉にたっぷりと水をかけてやると防除効果があります。