GoodDesign

 植物の葉には気体の有機化合物を吸収し利用する、あるいは吸収して根に転流し根圏の微生物のところまで移動させるもう一つの仕組みが蒸散です。

 蒸散が活発に行われると対流が起こり、空気の流れが起こります。

 蒸散によって水分が急速に植物体内を上昇すると、根が土壌から吸収する水分も多くなり、地面から空気が根圏へと引き寄せられるのです。

 この仕組みによって植物は空気中の酸素と窒素を土壌中の微生物に供給し、窒素は微生物の働きで植物の栄養源「硝酸塩」にかえられるのです。